放射線治療 Produced by JIRA
放射線治療装置の詳細件数 266件

西 暦
月日
で き ご と
1895年 1月 Roentgen X線を発見
1896年 Daniel 照射による脱毛症状を知る
1896年 Despeignes (フランス) 胃癌の治療
1896年 Finsen (デンマーク) 狼瘡の光線療法
1896年 Freund,L (オーストリア) 有毛性色素母斑を治療
1896年 Grubbe (米) 乳がん・狼瘡を治療
1896年 Voigt (独) 鼻咽頭癌の治療
1897年 Freund, Schiff, Kuemmel他 皮膚疾患のX線療法
1897年 Gocht, Bryant, Loewe, Hahn,R,, Schiff 乳がんのX線療法
1898年 Freund 毛瘡の治療
1898年 Hahn 慢性湿疹の治療
1898年 Jutassy 疣贅の治療
1898年 Kuemmel, Schiff 狼瘡の治療
1898年 Ziemssen 乾癬の治療
1898年 5月 Curie夫妻 Radiumを発見
1899年 Kienboeck 円形禿頭症の治療
1899年 kienboeck, Ehrmannケロイドの治療
1901年 Danlos (フランス) ラジウム を用いる皮膚疾患治療
1901年 岡村 龍彦 皮膚科及び泌尿器科雑誌に「皮膚病治療上にレントゲン光線の応用」を報告
1902年 Senn & Pusey (米) 白血病及び類白血病の治療を始める
1902年 Skinner 腹部悪性腫瘍のX線深部治療
1903年 Alexander Graham Bell ラジウム による深部治療を考案
1903年 Holfelder 十字火照射X線療法を提唱
1904年 Deutsch 子宮筋腫のX線療法
1904年 Foveau de Courmelle 子宮筋腫のX線療法
1904年 三浦 謹之助 「ラジウムについて」神経学雑誌 でラジウムの治療応用ことに鎮痛作用について述べた。皮膚潰瘍の危険を指摘している
1904年 西郷 吉義 「x放射線と悪性腫瘍」を中外医事新報に発表 6症例にx線治療を行った
1904年 4月 Ch. H. Mayo バセドウ氏病の治療
1905年 Abbe 子宮癌のラジウム治療
1905年 Bergonie & Tribondeau 細胞の放射線感受性にいての法則を発表歴史 Abbe (米) 子宮癌をラジウムで治療
1905年 Perthes 口唇癌の治療
1905年 Wendel 食道癌を治療
1905年 Wickham & Lacapere 子宮癌のラジウム治療
1906年 Pohl (独) 回転照射法を考案
1906年 リンパ節、骨、皮膚等の結核の治療始まる
1908年 島津製作所 医療用X線装置の製造を始めた
1909年 Dominici (フランス) ラジウムによる子宮癌治療
1909年 スエーデン ストックホルム市に Radiumhemmet 設立される
1910年 Albers-Schoenbeg 子宮筋腫のX線治療
1910年 Forssell (スエーデン) 子宮癌のラジウム治療
1910年 Koeler 篩照射法を考案
1910年 Reifferscheidt 卵巣の放射線障害の組織学的研究 歴史 Fraenkel 良性婦人科疾患のX線療法
1911年 9月 東大皮膚科にザニタス社製治療用X線装置を設置
1912年 青山脳病院 ラジウム治療室完成 ドイツ人バイエルの設計による
1913年 Bumm, Kroenig, Gauss, Dederlein, Kroemer ラジウムによる婦人科癌の治療
1913年 陸軍軍医学校ラジウム(1700円)を購入し、肥田七郎が治療を始めた
1913年 2月 東大婦人科白木 正博 ライニーゲル社イデアールアパラートを設置し、婦人科深部治療を開始
1913年 2月 ラジウム協会創立 東京銀座尾張町旧日報社内に 顧問に土肥 慶蔵 遠山 郁三 山田 鉄蔵 吉光寺 錫 ラジウム浴、ラジウム飲用等のサービス
1914年 Forssel, Heyman, Bailey & Healey, Seitz & Wintz, Lacassagne, Bacless & Reverdy ラジウム メゾトリウム X線を併用して治療
1914年 Stevenson:ラドン ガラスシード を作った
1917年 Magalhaes 丹毒のX線療法
1917年 神戸市 ラジウム治療所を開設
1918年 Radium Bomb 治療始まる
1920年 Regaud:ラジウム白金針を製作し、組織内照射療法を開始
1921年 Berven (スエーデン) テレキュリー療法を開始した。 ラジウム遠隔照射装置をLysholmが製作した
1921年 Hans Meyer 乳癌の手術と照射合併療法
1921年 Lehman, Hintze, Holfelder, Pfahler 手術と照射合併療法
1921年 2月 島津製作所 深部治療用X線装置 ジュピター号 200KVp 10mA を製造販売
1921年 2月 日新医学社 ドイツ ファイファ社深部治療装置 インテンジーフ レフォルム を輸入販売
1922年 Geller, Fraenkel 間脳照射療法を行う
1922年 Hofbauer 間脳照射を人体に応用
1922年 Failla: Radon Golden Seed を考案
1922年 4月 癌研究会X光線治療所を東大分院内に開設 山川 保城主任となる
1923年 Werner 更年期障害に脳下垂体照射治療を行った
1923年 島津製作所 深部治療用X線装置 ヘリオス号 (感応コイル水銀整流器式)を 製作販売
1924年 Pfahler Saturation method ニヨル 線量配分照射法を提唱
1924年 島津製作所 ケノトロン全波整流式深部治療X線装置 ボレスタ号 ジュノー A号、 機械整流式 スペシアル ダイアナ号を製作販売
1926年 Failla: Radon Golden Seed を考案
1926年 Schliephake: Radiothermie治療を開始
1926年 11月 原 治己 調査による深部治療装置台数 国産 36台 外国製 55台
1928年 Coutard (フランス):Coutard 照射法(遷延分割照射法)を提唱
1928年 Wideroe:Linear accelerator (粒子加速直線加速器) を発明
1928年 Harmer 喉頭癌のラジウム埋没療法の成績を発表、37%の治癒率を挙げた
1929年 中島良貞九州大学に放射線治療学講座を開設し肺結核の放射線治療を開始した
1930年 Cockroft:カスケード式超高圧発生装置を発明
1930年 Schaefer & Witte:近接照射治療法
1930年 Regaud 子宮癌ラジウム治療パリ法を発表
1932年 Sloan:共振変圧器型超高圧発生装置を発明
1932年 Courtard 遷延分割X線照射法による良好な治療成績を発表
1933年 Liverdon, F.:篩照射法の研究
1933年 Stone (米国):Fast neutron による治療
1933年 島津製作所 深部治療用X線装置 博愛 D-450 450KVp 5mA を完成
1934年 1月 Joliot-Curie夫妻 人工放射線核種を発見
1934年 Haring:篩照射法の研究
1934年 Woenckhaus:篩照射法の研究
1934年 Paterson & Parker ラジウム組織内照射の方式と線量計算法を発表
1934年 Brasch他 電子線治療を開始した
1935年 Heyman 子宮癌のストックホルム法による良好な治療成績を発表
1936年 1月 E.O.Lawrence サイクロトロンを使って人工放射線核種を造る
1936年 J.Lawrence:白血病の治療に人工放射性同位元素P32を使用
1936年 中泉 正徳:集光照射法を発表
1936年 Heyman 子宮体癌のラジウムパッキング治療法を発表
1936年 5月 Max D.Mayer 1936. X線による中絶10年間200例の集計。副作用は述べていない
1937年 Dessauer, F., Lion,K., & Muhterem,G.:回転照射法の研究
1937年 du Mesnil de Rochmont:回転照射法の研究
1937年 200KVX線による照射開始
1938年 Kohler A.:回転照射法の研究
1938年 Reiss, A.:回転照射法の研究
1938年 7月 Stone R.S. バークレイで速中性子線治療を開始した。1943.2 までに総計240名 の治療が行われた
1938年 X線の発見と管球及び高電圧装置の進歩
1938年 癌研に250KVの深部治療用X線装置が設置される
1940年 Kruger:熱中性子捕獲療法の実験を行った
1940年 Kerst 電子加速器トロンを完成した
1941年 McWhirter 単純乳房切除とX線照射による乳癌治療を開始した
1942年 Herz, Roberts, Hamilton, Lawrence: 放射性ヨードI-131で甲状腺機能昂進症を治療
1944年 Mayneord 容積線量の概念を発表した
1945年 Nielsen X線回転照射法により食道癌を治療し良好な成績を発表した
1946年   Lamarque 体腔X線管により直腸癌を治療し良好な成績を発表した
1947年 Hahn 放射性金コロイドの体腔内注入療法を発表
1948年 米国イリノイ大学とカナダオンタリオ癌研究所でベータトロンX線治療が開始された
1951年 Farr ブルックヘブン医用原子炉で脳腫瘍の熱中性子捕獲療法を開始した
1951年 1月 文部省研究班(中泉班長)が発足、コバルト60遠隔治療装置の開発開始
1951年 テレコバルト:60Co大量照射器設計小委員会が発足、1951年に東大などで治療開始
1952年 Tobias:シンクロトロンによる陽子・ヘリウムイオン治療を開始
1952年 4月 東芝電気 国産コバルト60遠隔治療装置第1号RIT-II型簡易手動操作方式20C用
1952年 島津製作所 深部治療装置 信愛号 200KV 20mA を発売
1953年 Henschke:遠隔操作アフターローディング治療法を発表
1953年 島津製作所 医療用ベータトロンの研究開発
1953年 4月 東芝電気 テレコバルト治療装置RIT−1型を製作 国立東京第二病院に設置
1953年 8月 Gray J.H.他癌の難治の原因は低酸素圧状態と発表 BJR 26:638-648,1953
1953年 4月 密封コバルト60172Ciを初輸入。各病院に分配
1955年 Tsien コンピュータを利用する線量計算法を発表
1955年 Churchill-Davidson 高圧酸素吸入照射治療の好成績を発表
1955年 2月 島津製作所 医療用6MEVベータトロンを完成し、京大病院で実用試験を行った
1955年 2月 東芝 振子照射X線治療装置 KXC-18-3型を製作
1955年 4月 島津製作所 スタンド型テレコバルト治療装置 ST-200を製作 コバルト200キュリー
1956年 梅垣 洋一郎:食道癌をX線透視照射法で治療し、良好な成績を挙げた
1956年 4月 東芝電気 回転型テレコバルト治療装置 RI-107型を製作 癌研究会付属 病院に設置担当 牧野 純夫
1956年 2月 東芝電気株式会社 医療用15Mev回転照射型ベータトロンを完成 担当 鴨川 浩
1956年 12月 日立製作所 振子集光照射X線装置 TR-250-15 を完成し千葉大に設置
1957年 Thomas 全身照射と骨髄移植による白血病治療を開始した
1957年 2月 梅垣 洋一郎:可変絞り回転照射法(原体照射法)を発表
1957年 島津製作所 振子照射型治療装置 ATHP-200を製作
1957年 4月 島津製作所 二重回転型型テレコバルト治療装置 RT-2000を製作
1958年 4月 東芝電気 気送式コバルト近接照射治療装置 RI-127型を製作
1959年 Proimos:立体可変絞り回転照射法(原体照射法)を発表
1959年 2月 島津製作所 振子集光照射型治療装置 RTX-250を製作
1959年 2月 東芝 振子集光照射X線治療装置 KXC-18-6型を製作 信州大学医学部に設置
1959年 3月 日立製作所 テレコバルト治療装置 TI-600-C を完成
1959年 4月 東芝電気 コバルト治療装置をフィリピンとスペインへ初輸出
1960年 高橋 信次:原体照射法の研究
1960年 2月 島津製作所 医療用15MEVベータトロンを完成し、九大病院に納入した
1961年 Fowler π中間子による放射線治療の可能性を示唆した
1961年 Kjellberg:ハーバード大学サイクロトロンで陽子線治療を開始
1961年   三菱重工業は実用放射線として日本で最初の小型実用ライナックLAS-M型を完成した
1961年 2月 島津製作所 大容量(12000キュリー)一重回転テレコバルト治療装置 RTGS-2A を製作
1961年   東芝電気株式会社 医療用15Mev回転照射型電子線・X線両用ベータトロンを製作し、大阪市立大学医学部付属病院に設置
1961年   東芝電気株式会社 医療用31Mev回転照射型ベータトロンを製作し、放射線医学総合研究所に納入
1962年 4月 東芝電気 原体絞り付テレコバルト回転照射治療装置 RI-151型を製作 愛知がんセンターに設置
1963年 2月 日本シーメンス株式会社 ドイツ シーメンス社製 15MeVX線電子線兼用医療用ベータトロンを納入設置
1963年 4月 東芝電気 アナログ計算機制御方式テレコバルト回転照射治療装置 R I-107特型 国立がんセンター病院に設置
1963年 11月 日立製作所 コバルト60, 600キュリー固定照射型治療用ガンマ線照射装置 TC-60SA を完成
1963年   日本電気株式会社 米国Varian社製6MeV 医用ライナック Clinac-6 を納入設置
1964年 梅垣&御厨 開創照射法による膀胱癌治療を発表
1964年   島津製作所 線量分布等線量曲線自動描記装置を製作
1964年   東芝電気株式会社 治療計画装置LX-1型を製作し、癌研究会付属病院に設 置
1964年 4月 日立レントゲン株式会社 セシウム137 2,000キュリー 天井吊下型治療装置 TS-200CAを製作
1964年 東芝 国産初のX線位置決め装置(シミュレータ)を開発
1964年 直線加速器が輸入され、放医研、癌研で本格的な治療が開始された
1965年 阿部光幸 術中照射法による胃癌の治療を発表
1965年 1月 日立レントゲン株式会社 回転照射型テレコバルト治療装置 TC-300RA-1を完成
1965年 2月 島津製作所 24MeVベータトロンを完成 大阪成人病センターに納入
1965年 4月 Henschke:ヨード125 シードを作り、臨床使用
1966年 三菱重工業名古屋航空機製作所は島津製作所と協力し、医療用ライナックを完成
1966年 若林勝 リモート アフターローディング腔内照射装置 ラルストロン による子宮癌治療を開始
1966年 島津製作所 リモート アフターローディング腔内照射装置 ラルストロン を製作
1966年 患者固定具と監視装置として各種の用具が開発される
1966年 東芝 回転横断撮影装置を癌研に納入(体内臓器の輪郭取得装置)
1966年 島津製作所 国産初のリモートアフターローダー(遠隔操作機)Ralstron製作
1967年 Magulis:Interventional Radiology の概念(経血管的に行われる治療手技)を提唱
1967年 2月 島津製作所 32MeVベータトロンを完成 京都大学及び九州大学に納入
1967年   島津製作所 電子線治療専用開創照射用小型ヘッド20MeVベータトロンを完成
1967年 2月 東芝電気株式会社 医療用医療用ライナック LMR-13型を製作し、久留米 大学医学部付属病院に設置
1968年 Frank Ellis:NSDの概念を発表
1968年 畠中坦 脳腫瘍の熱中性子捕獲療法を開始
1968年 日立レントゲン株式会社 治療計画用位置決めシミュレータ装置を製作
1969年 英国ハマースミス病院でCatterall他がサイクロトロンによる速中性子線治療を開始した
1969年 国立がんセンターに日本電気製のTherac-1システム納入(線量計算へのコンピュータ応用開始)
1969年 10月 日本電気株式会社 稲邑 清也:放射線治療計画システム THERAC を製作
1969年 12月 日本電気株式会社 放射線治療計画コンピュータシステム THERAC を完成 国立 がんセンター病院に設置 担当稲邑 清也
1970年 2月 東芝 リモート アフターローディング治療装置 RCR-120C型を製作
1970年 放医研でファンデグラーフによる中性子線治療
1971年 11月 放射線医学総合研究所に医療用サイクロトロンが設置された
1972年   日本電気が日本初の商用放射線治療計画システムを販売した
1973年 2月 島津製作所 放射線治療計画コンピュータ装置 ドーズパック1000型を完成
1973年   日本電気が国産の4MeVのリニアックを販売した
1974年 米国ロスアラモス研究所でπ中間子治療が開始されたが、期待されたほどの成績は得られなかった
1975年 放射線医学総合研究所でサイクロトロンによる速中性子線治療が開始された
1975年   日本電気が世界初の統合放射線治療システムを販売した
1975年 11月 放医研で重陽子30MeV治療開始
1976年   日本電気は駒込病院と共同しモノブロック・デジタル原体を開発した
1977年   日本電気は駒込病院と共同しマルチブロック・デジタル原体を開発した
1977年 2月 日本電気株式会社 放射線治療装置コンピュータ制御システム THERAC-Cを発表
1978年 横河電機製作所 GE社製X線CT装置CT/T及び治療計画装置を販売
1979年   日本電気はデジタル打ち抜き照射計画システムを開発した
1979年 10月 放医研でサイクロトロンを用いた70MeV陽子線による治療開始
1980年 6月 旭メディカル株式会社 米国ファイザー社製 CTRT 放射線治療計画装置を販売
1980年   日本電気はリアルタイム視覚最適化システムを装備した放射線治療計画システムを開発した
1981年 2月 東芝電気株式会社 癌研究会付属病院、癌研究所物理部及び名古屋大学医学部と共同研究し、治療計画装置TRP-60Aを完成
1981年 2月 日本電気株式会社 放射線治療計画及び制御装置 THERACによる多分割原体照射装置を完成し、東京都立駒込病院に納入
1981年 12月 日立メディコ(株)スエーデン スカンジトロニクス社製治療用マイクロトロンを国立がんセンターに納入した
1982年 12月 オールデルフト株式会社 オランダDelft社製 アナログ回転横断断層装置付放射線治療位置決め装置 SIMULIX & SIMTOMIX を販売
1982年 12月 日本電気株式会社 放射線治療計画装置 THERAC-2300(即時最適化機能付)を発表・発売した
1983年 7月 日本電気株式会社 放射線治療計画システムTHERACシリーズ THERAC-1000, THERAC-2000を発売した
1984年   日本電気は商用放射線治療計画システムに三次元不均質補正を導入した
1985年 9月 日立メディコ(株)柏工場に加速器棟完成 (マイクロトロンの国産化を実施)
1986年 兼松エレクトロニクス株式会社 放射線治療計画装置 CMS社製モジュレックスRTP を販売
1987年 フジテック社 等線量自動記録装置 ISO-DOSE-RECORDER FM-0050CPC を販売
1987年 2月 東芝はC.M.S.社と提携 MODULEX-Tを発売
1987年   日本電気は北海道大学・京都大学と協力し放射線治療計画用のCTシミュレータを開発した
1987年 10月 日立メディコ(株)マイクロトロン国産1号機を九州がんセンターに納入した
1987年 12月 日立レントゲン株式会社 治療用マイクロトロン HTMシリーズを完成
1988年 6月 東芝メディカル株式会社 原体照射システム LMR-4C LMR-18A (コンピュータ制御11組多分割絞りオーバラップ可能)を発売
1988年 10月 東芝 米国シーメンス メディカル ラボラトリ社と提携し、医用ライナック メバトロン シリーズ を発売
1990年 兼松エレクトロニクス株 CMS社製放射線治療計画システム MODULEX-KEL(三次元、マルチタスク、データベース機能、300メガハードディスク)を販売
1990年 2月 株式会社マンソン スエーデン エレクタ社製 ガンマユニット (ガンマナイフ 脳動静脈奇形治療装置)を東京大学病院に設置
1991年 兼松エレクトロニクス株式会社 HUESTIS社製放射線治療用遮蔽ブロック作成器 STYRO-FORMER を販売
1991年 2月 株式会社サイバニスティ 社長長瀬 和一 米国バリアン社 と日本総販売代理店契約を締結し、医療用リニアックを販売する
1991年 3月 株式会社サイバニスティー 米国Varian社製原体照射多分割絞り及び制御システムを販売
1991年 3月 株式会社サイバニスティー 米国Varian社製原体照射多分割絞り及び制御システムを販売
1991年 8月 東芝メディカル株式会社 医用ライナック MEVATRON用原体照射システム MLC-10A を販売
1992年 2月 兵庫県は対がん戦略の重点として粒子線治療推進検討委員会を発足し、重粒子線及び陽子線治療施設を建設することを決定した
1993年 2月 東芝 放射線治療計画用CTシミュレータ CTport を発表
1994年 エレクタマンソン(株)設立。レクセル社製ガンマナイフ等を輸入販売
1994年  3月 東芝は放射線治療装置とCT装置、X線位置決め装置を同室に設置した「FOCAL Unit」第一号機を防衛大学に納入した
1994年 8月 胸部CT検診研究会発足、会長舘野之男。高速X線CTによる胸部疾患特に肺癌の早期発見治療を目指す
1994年 9月 放射線医学総合研究所は炭素線ビームによる癌の重粒子線治療を開始した
1996年 11月 国立がんセンター東病院の陽子線治療施設の入札が行われ、治療機器は住友重機、建屋は東急建設が落札受注した
1997年  11月 メデテック株式会社はロボットアームを利用した定位(SRT)高精度放射線治療装置「サイバーナイフ」(米国アキュレー社)の第一号機を厚南セントヒル病院に納入した
1998年 1月 国立がんセンター東病院は陽子線治療による治療(臨床試験)を開始した
1998年 10月 日立製作所は筑波大学及び福井核医学センターに治療用陽子線シンクロトロンを製作納入することになった
1999年 スタンフォード大のAdler他はミサイル誘導技術を応用した自動照準式定位放射線治療CyverKnifeシステムを開発した
1999年 Boyer他は原体照射法に線量の部位別増減を加えたIntensity Modulated Radiotherapy IMRTを提唱。
1999年 2月 三菱電機 Cアーム型ラジオサージェリーシステム−リニアックによる三次元集光照射システムを発売
1999年  3月 東芝は放射線治療装置と床上走行機能を装備したCT装置を同室に設置したシステム第一号機を福井大学に納入した
1999年 3月 北大白土博樹他 動体追跡放射線治療法を発表、体内に埋め込んだマーカーを透視追跡する方法である
2000年   強度変調(IMRT)放射線治療の臨床稼働が東北大学医学部付属病院、千葉県がんセンター、京都大学医学部付属病院で始まった
2000年 2月 ダイレックス ジャパン社は高精度定位放射線治療、IMRTシステム アキュナイフを発売。0.1ミリ高精度コリメータと治療計画制御装置のシステム
2000年 2月 千代田テクノル社はIBU社製マイクロセレクトロンHDR・IBUガントリー・PLATO治療計画装置を総合システムとして構成して発売した
2000年   線量分布計算に必要なカーネルの定義とその形状の吸収線量への変換が商用機の放射線治療計画システムに採用された
2001年 9月 播磨科学公園都市に新たな施設として兵庫県立粒子線医療センターが完成した。粒子線を利用した医療施設(三菱電機製)で、2年後の一般治療開始に向けて臨床試験が始まった
2001年 10月 厚生労働省は2002年度、がん予防のための先進的な検診技術を研究開発するため、「がん予防研究センター」(仮称)を国立がんセンター内に整備すると発表
2002年 3月 先端医療振興財団(神戸市)、京都大学医学部平岡真寛教授、三菱電機の研究グループはがんを放射線治療する「3次元高精度照射システム」を開発すると発表した
2002年 8月 ユーロメディテック株式会社は高線量率アフターローディングシステム(multi source: ドイツ BEBIG社製)第一号機を福岡大学に納入した
2003年 3月 東京大学上坂充教授、放射線医学総合研究所、日本原子力研究所は強力な電子ビームを発生させる加速器を百分の一以下にできる技術を開発。がん治療機としての実用化を目指すと発表した
2003年 4月 兵庫県立粒子線医療センターは陽子線による診療を開始した
2003年 8月 宮城県内の七つの医療機関は東北電力系の情報技術企業などと共同で放射線治療の精度を上げる、「遠隔放射線治療」の産学組織を発足させた
2003年 9月 群馬大学は最先端のがん治療装置「重粒子線治療装置」の導入を計画、2004年度から放射線医学総合研究所と共同研究を始めると発表した
2003年 10月 三菱電機はがん放射線治療システム・メカーの米国バリアンメディカルシステムズと、日本およびアジアでの放射線治療機器の販売、保守事業合弁会社を2004年4月に設立すると発表した。 これにより三菱電機は放射線治療機器事業から撤退する
2003年 11月 静岡県立静岡がんセンターは三菱電機製陽子線治療装置での診療を開始した
2004年   強度変調放射線治療(IMRT: intensity-modulated radiation therapy)の治療計画が商用機で可能となった
2004年 9月 ブレインラボ株式会社は「位置決めX線装置」の機能と「マイクロマルチリーフコリメータ」を組み合わせた「画像誘導(IGRT)定位放射線治療装置:ノバリス」(ドイツ、ブレインラボ社製)第一号機を浅ノ川総合病院へ納入した
2004年 12月 千代田テクノルは「サイバーナイフ II」を大阪大学に納入した
2004年 12月 三菱重工は医療機器事業への参入を表明、放射線治療装置の商品化に着手した
2005年 8月 Hi-Art株式会社は米国トモセラピー社のヘリカルCT技術を応用した最新の強度変調(IMRT)放射線治療システム第一号機を北斗病院(北海道)に納入した
2005年   商用機の放射線治療計画システムで線量分布計算にモンテカルロ法が採用され始めた
2006年 2月 三菱重工は放射線治療装置MHI-TM1000の薬事法に基づく「医療用具製造承認」を取得した
2006年 9月 "International Journal of Radiation Oncology , Biology, Physics(通称:Red Journal)"の表紙に三菱重工製MHI-TM1000の基本図が掲載された
2006年 10月 エレクタ株式会社はIGRT,IMRTの機能を装備したシナジー放射線治療装置(英国エレクタ社製)第一号機を東京大学に納入した
2006年   粒子線の治療計画が可能な商用機が登場した
2008年 1月 三菱重工は線形加速器システムMHI-TM2000の薬事法に基づく「医療用具製造承認」を取得した
2008年 4月 三菱重工はMHI-TM2000の初号機を先端医療センター(神戸ポートアイランド内)に納入した。
2008年 6月 第7回産学官連携推進会議において三菱重工製MHI-TM2000が「高精度がん放射線治療装置の開発」として経済産業大臣賞を受賞(京都大学・先端医療センターとの共同受賞)した
2008年   モンテカルロ法でも最適化が可能なソフトウエアが登場した
2009年   ポイント・カーネル・コンボルーション法がIMRTの治療計画に採用され始めた
     

 

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