スライドでは更に若い15歳の症例の大きな仙骨骨肉腫が重粒子線治療により制御され、4年後には後遺症もなく、見事に骨が再生している状況が見られます。この成果を見て感激しない癌治療医はいないでしょう。治療直後に行われたPETによる診断はこの症例の治癒を予言しています。この予言が患者をどれほど勇気づけたことか、これはもう効果判定という以上に心理療法といってもよいのではありませんか。
(46/91)