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一般社団法人日本画像医療システム工業会
会長 小松 研一 |
JIRAのホームページにようこそ!
日本画像医療システム工業会(JIRA)は、2012年4月より、自主的・自立的な事業運営が可能となる一般社団法人へと生まれ変わりました。これに伴い、慣れ親しんだ略称「JIRA」を生かしつつ、英語名を「Japan Medical Imaging and Radiological Systems Industries Association」としました。今後は、新しい枠組みで画像医療システム産業の健全な成長・拡大を目指します。
JIRAは、X線装置、X線CT、MRI、核医学装置、超音波装置、画像処理システムなどの画像診断機器・システム、さらには治療用装置やこれらの関連用品などを開発、製造、販売している企業の団体です。1967年に「日本放射線機器工業会」として発足以来、日本における放射線医療の発展とともに歩み続け、今日では画像医療システムとそれらの関連機器・用品を供給する185社(2017年4月現在)の会員企業を擁する産業団体に成長しました。
少子高齢化時代を迎えて、日本の医療は医療費の急激な増加により負担とのバランスが崩れ、様々な課題が顕在化しています。また、産業界を取り巻く環境がグローバル化する中で、世界全体を経済圏と捉えた企業活動が企業規模の大小にかかわらず要請されるようになっています。
このようにJIRAを取り巻く環境が大きく変化するなかで、世界の中での位置づけを認識し、世界各国の政府機関、研究・開発・教育機関そして産業団体との連携を深めるため、米国電気機器製造業者協会の医用画像工学関連機器事業部会(NEMA-MITA)、欧州放射線医用電子機器産業連合会(COCIR)、カナダ医療技術工業会(MEDEC)と画像医療システム、放射線治療を代表する国際産業団体として国際画像診断・医療IT・放射線治療産業連合会(Global Diagnostic Imaging Healthcare IT & Radiation Therapy Trade Association ; DITTA)を設立しました。
市場のグローバル化が進展する中、「国内から海外へ」と視点を広げ、各国規格や制度の国際整合の推進や新興国の市場情報収集などによる会員企業の海外市場開拓支援に注力してまいります。
また、画像診断を取り巻く技術革新(イノベーション)の進展により「アナログからデジタルへ」、「ハードからソフトへ」との変化が急速に進み、医療画像の価値の再評価や新しい価値の創造が起きています。特に、画像医療システムや画像医療情報システムのソフトウェア技術は、著しいイノベーションを引き起こしており、関連するビジネス領域や会員企業も増加している中、その技術の積極的な活用と適正な評価に向けて継続的に活動しています。2012年6月、ライフイノベーションによる健康大国戦略を掲げた「新成長戦略」の一環として「医療イノベーション5か年戦略」を政府は決定しました。国家レベルの戦略やビジョンはわれわれ画像医療システム産業に大きな影響を及ぼすため、その対応や積極的な関与も進めています。
JIRAは、画像医療システム産業の活性化を通じて、日本の医療機器産業の発展に寄与し、世界の医療・人々のQOL(Quality of Life)の向上に貢献していくことが使命と考えます。
新生「一般社団法人日本画像医療システム工業会(JIRA)」にご期待いただくと共に、その活動にご理解とご支援をお願いいたします。
一般社団法人日本画像医療システム工業会
会長
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